0568-85-0077

〒486-0819 愛知県春日井市下原町字村東2090番地

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急性期リハビリテーション

病棟の紹介

当院には40床の一般病棟があり、主に当院で手術を受けられる患者さんに対し、手術後早期から自宅退院を目指したリハビリテーションプログラムを実施しています。高齢者に多い転倒による骨折に対して保存療法を行う場合や、他院で手術を受けられた後にリハビリテーションを目的として入院される場合もあります。
入院対象となるのは、一般整形外科や専門外来で診察を受けている脊椎、肩関節、肘関節、手関節、股関節、膝関節などの整形外科疾患の患者さまです。

一般病棟におけるリハビリテーションについて

当院では、入院患者さんの早期回復・在宅復帰を支援するため、日曜日を除き祝日を含めて毎日リハビリを行っています。手術後早期からリハビリを開始し、体力低下を最小限に抑えます。主な内容は、運動やリハビリ機器を用いた身体機能の改善であり、さらに退院後も日常生活を安全に送るための動作練習も行います。
また、退院後も当院で通院リハビリテーションを継続できる体制を整えており、リハビリ終了まで安心して運動に取り組んでいただけます。

自宅での階段昇降を想定した練習
個々に合わせたオーダーメイドの
リハビリテーション

入院の流れ

手術予定の方

  • 当院の医師による診察
    (治療経過や病態を精査します)
  • 治療方針の相談、手術の有無の決定
  • 手術予定日の選定

手術を行わず入院される方

転倒などで受傷された場合、診察を受けて主治医が入院治療の必要があると判断した場合にご入院いただきます。

他の施設から転院して入院される方

  • 現在診療を受けている医療機関の主治医・ソーシャルワーカーに相談し、
    当院のソーシャルワーカーまでお問い合わせ下さい。
    代表電話:
    0568-85-0077

    医療相談室FAX:
    0568-85-0931
  • 診療情報提供書等をFAXしていただきます。
  • リハビリテーション専門医により、
    患者さんの状態が入院リハビリテーションに適しているか検討させて頂き、
    返答いたします。
  • 患者さんのご家族様にソーシャルワーカーより、
    入院のご案内をさせて頂きます。

リハビリテーションの内容

手術前

身体機能評価と血栓予防の運動、手術後に行う日常生活動作(車椅子移動、移乗、松葉杖歩行など)の練習を手術前から実施し、安心して手術を迎えられるようにします。当院の取り組みでは、手術前にリハビリを行うことで、実施しない場合よりも手術後の身体機能改善が良好である結果が得られています。以下のグラフでは、リハビリを実施したグループと実施しなかったグループを比較しており、リハビリ実施群の方がより長距離を歩けるようになったことが示されています。そのため当院では、手術前からリハビリを導入しています。

手術

脊椎(腰や首)、股関節、膝、肩、手、指などを対象に手術を行っております。
実績の詳細は手術実績のページをご確認ください。

手術後

概ね手術翌日からリハビリを開始しますが、患者さまの体調により開始日を調整することもあります。病室で快適に過ごせるよう日常生活動作の練習から始め、退院日に向けて自宅生活や仕事復帰に必要な練習を行います。

当院での取り組み

運動療法

退院後に日常生活で支障が出ないよう、筋力強化、柔軟性向上、バランス改善などを目的とした練習を行います。

物理療法

術後の炎症や筋・靱帯の硬さを改善するため、拡散型体外圧力波、収束型体外衝撃波、超音波療法などの電気療法や温熱療法を用います。超音波(疼痛緩和、微小マッサージ効果など)と電気刺激(鎮痛および筋萎縮改善)を組み合わせたコンビネーション治療も可能です。

拡散型圧力波(Radial Pressure Wave、RPW)

圧縮空気で発生させた振動を患部や筋肉に当て、痛みを緩和したり組織修復を促す治療法です。深部組織に力学的作用を及ぼし、痛みの原因となる自由神経終末を減少させたり、各種成長因子を増加させて腱の修復を促進します。

日常生活動作の練習

入院中の生活を快適に過ごし、退院後も安全な生活を送れるように、段差昇降、浴槽の出入り、床からの立ち座りなどを練習します。その他、自宅環境に合わせて必要な動作練習を行います。

超音波画像検査

肩の評価や脚の筋肉量の状態を把握するために定期検査を行っています。これらの情報を基に運動療法の内容や活動量の調整に活用しています。

肩関節の超音波画像評価の様子

屋外のリハビリテーション公園

敷地内にはリハビリテーション公園があり、屋外特有の車いすの操作や退院後の生活を想定した歩行練習ができる様に設計してあります。

あさひ病院の屋外リハビリテーション公園

他職種連携

治療経過はリハビリスタッフ間で定期的に確認し、その都度必要に応じてプログラムを修正します。主治医や看護師とも情報を共有し、治療方針を調整しながらスムーズな回復と退院を支援します。ご自宅での生活に環境調整が必要な場合は、医療ソーシャルワーカー(MSW)と連携して提案を行います。

退院後のリハビリテーションについて

退院後は基本的に週1回程度の通院リハビリを行います。継続的にリハビリを実施することで症状改善を図り、日常生活へのスムーズな復帰を目指します。自宅や外来でのリハビリを通じて身体機能や体力の維持・向上を支援します。また、介護保険を利用されている方は、生活が安定した段階で在宅サービスを利用いただくことも可能です。

三仁会グループ

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初診の方へ

当院には整形外科の専門外来がございますが、初めての患者さんは、まず一般整形外科を受診していただきます。専門医が最適な科、外来をご紹介いたします。

医療関係者の方へ

当院では地域医療への貢献を目指し、かかりつけ医の先生と提携して、患者さん一人一人に最適な医療を提供する仕組みづくりに取り組んでいます。

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