痛みとは・・・?
痛みには急性の痛みと慢性の痛みがあります。
急性の痛みは手術後や怪我の直後などに感じる痛みですが、傷が治るにつれて痛みも治まっていきます。
しかし、中には傷が治っても痛みだけが残ってしまうものもあります。
また、日本人の3人に1人が腰痛持ちと言われていますが、椎間板ヘルニアによる腰や足の痛み、老化による骨粗鬆症からくる腰痛、血流の悪さからくる腰や足の痛みは、慢性化しやすい痛みなのです。
さらにストレス社会と言われる現代は、頭痛、肩こり、首の痛みも日常化しています。
現代人は寿命が延び、老後が長くなった見返りとして、様々な痛みと付き合う時間も多くなりました。せっかく長生きできても、痛みに苦しみながら生きることは大変つらいことです。
長引く痛みのために、仕事や趣味ができなくなって、生活が痛みを中心に回っていませんか?
ペインクリニックとは・・・?
ペインとは痛みを意味し、ペインクリニックとは「痛みの診療所」を意味します。
ペインクリニックの歴史は約40年程度で、外科や内科などに比べあまりなじみがないと思います。
今まで、痛みの治療は主に外科や内科や整形外科の中で行われてきましたが、最近は痛みの治療をより専門的に勉強した麻酔科医も行うようになってきました。
今まで「痛みは我慢するもの」と考えられてきましたが、人生の質を考えた時「痛みは積極的に治療するべきもの」という考えが強くなってきました。
そのような社会のニーズに応えるべく、外科や内科などの壁を越えて、痛みを総合的に診断し治療にあたるのがペインクリニックの使命です。
当院ではもちろん整形外科の医師とともに痛みの治療にあたります。
治療法の特徴として、ペインクリニック外来では多くの場合、神経ブロックという手技を用います。
病態によってはリハビリテーション科の先生方と協力して治療をすすめることもあります。
手術の麻酔について
全身麻酔と部分麻酔
手術の部位や規模、さらに患者さんの状態を把握した上で麻酔法を選択します。
両者を併用する場合もありますし、相談の上患者さんの希望に応じる場合もあります。
手術前には麻酔のしおりをお渡しするとともに必要に応じて内科医による診察も行っています。
当院では、何よりもまず手術中の患者さんの安全を考えた上で、さらに術後の疼痛を取り除く努力を積極的にしています。
手術の内容に応じて術後24時間から48時間にかけて持続的に鎮痛剤が投与できるシステムをとりいれています。
麻酔医の資格および経歴等
麻酔標榜医(厚生労働省認定)
麻酔科専門医(日本麻酔科学会)
集中治療専門医(日本集中治療医学会)
当院は日本麻酔科学会認定の麻酔科認定病院です。
麻酔科認定病院は、麻酔科標榜医(厚生労働省)資格審査基準における基準1に規定する「麻酔に関する適当な指導者のいる病院」とみなされます。
名古屋市立大学病院での研修を行った後、安城更生病院、名古屋市立大学病院、刈谷総合病院、名古屋第二赤十字病院を経て2004年7月よりあさひ病院へ。
この間、新生児から超高齢者まで約5000例の麻酔管理にあたっています。