作業療法とは
日常生活のさまざまな動作や仕事、遊びなど人間に関わるすべての動作を「作業活動」と呼びます。
作業療法では、病気(脳卒中)やけが(肘、手の外傷、脊髄損傷)などが原因で日常の生活に支援が必要な患者さんに対し、基本的動作能力(運動や感覚機能)、応用的動作能力(食事や家事動作など)、社会的適応能力(就労や就学)の維持、改善を目標に「作業」を通じた治療を実施します。当科では特に肩関節、肘関節、手関節、手指の障害(外傷後、関節症、炎症性疾患など)に対して専門的な治療を提供しています。
身体機能
活動性が低下した状態が続くことによる体力低下や、整形外科疾患(手の外科疾患・脊椎外科疾患など)を患うことにより発生した筋力や関節の可動性など身体機能の低下に対し、主治医の指示のもと運動を行い改善・維持を図ります。
また必要に応じて自助具や手の装具などを作製し、自宅での自主練習を効果的に行なえるように進めていきます。
ハンドセラピィ
ハンドセラピィとは、人間の活動にとって実用的な手を獲得するため、手の機能の向上を目的としたリハビリテーションです。
動きを阻害している原因を評価し、患者さん一人ひとりに合った治療プログラムを提供します。